『世界で一番早い春』第1話紹介記事（ネタバレなし・完全版）

1. 『世界で一番早い春』とは？｜注目度急上昇のタイムスリップラブ

もし、もう一度だけ“あの春”をやり直せたら──。

MBSドラマ特区枠で2024年6月19日より放送開始となる『世界で一番早い春』は、川端志季の同名漫画を原作とした実写ドラマ。

物語のテーマは「後悔」と「再会」。

ひとつの青春が終わりかけた瞬間、時間を遡る奇跡が起きる。主人公・晴田真帆は、未来を知った状態で高校時代に戻り、かつて交わることのなかった心に再び触れていく──。

あくまで静かに、しかし確かに胸を打つ“タイムスリップラブ”。

原作の繊細さを映像化できるのか──そんな不安を払拭するキャスティングと演出が、放送前からすでに話題を呼んでいます。

2. 第1話あらすじ｜過去と現在が交差する瞬間

晴田真帆は、若くして脚本賞を受賞した気鋭の新人作家。

晴れ舞台の壇上、受賞スピーチを終えたその瞬間──突然、意識を失う。

目を覚ますと、そこは8年前の高校の教室。

信じがたい現実。だが、間違いなく“あの春”が、再び目の前にあった。

そこで再会するのが、かつて想いを寄せた少年・雪嶋周。

記憶とともに高校時代に戻ってきた真帆は、やがて「未来を知っている自分」と、「今を生きる彼」との距離に戸惑いながらも、“本当にやりたかったこと”を見つけていく。

これは、ただのやり直しではない。

一度失った春を、自分の手で愛し直すための物語。

3. 見どころ①：吉田美月喜×藤原樹、W主演の化学反応

ドラマ『世界で一番早い春』の中核を担うのは、W主演を務める吉田美月喜さん（晴田真帆役）と藤原樹さん（雪嶋周役）。

吉田さんが演じるのは、「未来を知る高校生」という複雑な役どころ。

受賞スピーチをこなす大人びた雰囲気と、高校時代の未熟さの間で揺れ動く心情を、静かな眼差しと間の取り方で丁寧に演じています。

一方、藤原さんが演じる雪嶋周は、口数は少ないけれど、目の奥に熱を宿したキャラクター。

何気ない表情の変化や、一歩踏み出すときの微かな決意が伝わってくる繊細な芝居に注目です。

“時間を越えて、再び出会う”という非現実的な設定を、リアルな感情で繋いでくれる二人。

4. 見どころ②：繊細な映像演出と音楽の力

それを支えるのが、映像美と音楽演出の力です。

第1話では、春の日差しが差し込む校舎、風に揺れる窓カーテン、教室に響く足音──そんな“音のない記憶”のようなカットが幾度となく登場します。

主題歌には、Girls²が歌う「さくら、届け」。

優しく切ないメロディが、ドラマの終盤にそっと流れ込んできた瞬間、画面越しの春が一気に“心の春”へと変わります。

5. 初見でも楽しめる？｜原作未読者へのおすすめポイント

「原作を読んでいないけれど、ドラマから入っても大丈夫？」──そんな疑問を持つ方にも、この作品は安心しておすすめできます。

第1話の段階で描かれるのは、真帆の過去と現在の交差点。

原作ファンも、ドラマで初めて触れる人も。

どちらにも寄り添ってくれるのが、この『世界で一番早い春』の優しさなのです。

6. 放送＆配信情報｜いつ・どこで観られる？

• 放送開始日：2024年6月19日（水）深夜0:59〜
• 配信：TVer、MBS動画イズム、U-NEXTなど

7. 原作との比較・注目ポイント｜漫画との違い＆主題歌が織り成す余韻

■ 漫画との違い①：キャラクター設定・演出の再構成

ドラマでは〈26歳のプロ漫画家〉に変更され、“仕事と後悔の葛藤”が際立っています。

■ 漫画との違い②：タイムスリップ描写の演出強化

映像と音響により、臨場感ある時間移動表現に。

■ 脚本テンポ：ドラマ独自の構成

伏線と引きを強化した構成で、1話内で強い引きを演出。

■ OP主題歌「さくら、届け」との相乗効果

Girls²の主題歌が春の感情と物語の余韻を美しく包み込みます。

8. まとめ｜“もう一度始める春”がくれるもの

後悔や、すれ違い、言えなかった想い。

それらすべてがあったからこそ、“春”はやってくる。

『世界で一番早い春』は、「もう一度、きちんと向き合うこと」の尊さを描いています。

#セカハルのハッシュタグで感想を共有しながら、これから訪れる春の行方を、一緒に見守りましょう。